この記事の目次
  1. この記事で答えること
  2. Cloudflare PagesのFreeとPro料金・上限比較
  3. 静的配信とPages Functionsの料金は分ける
  4. ドメイン費用はPages料金に含まれない
  5. 広告・アフィリエイト利用前の確認
  6. 商用利用についての結論
  7. 無料枠を超えそうなときの判断
  8. CloudflareのWorkers-first案内について
  9. 費用の記録方法
  10. つまずきやすい誤解
  11. 「Pagesが無料ならドメインも無料」
  12. 「ビルドが成功すれば料金は一切かからない」
  13. 「商用利用はすべて無料でOK」
  14. 次に読む記事
  15. まとめ

結論から言うと、Cloudflare Pagesは静的サイトならFreeで0円から始められ、商用サイトだから直ちにProが必要になるわけではありません。2026年9月5日時点の公式文書では、静的アセットへのリクエストはFree・有料とも無料・無制限です。FreeからProへの主な判断点は、商用かどうかではなく、ビルド回数・同時ビルド数・カスタムドメイン数・ファイル数です。

ただし、無料と無制限は同じではありません。Pages FunctionsはWorkers利用枠に数えられ、PagesのFree/ProとWorkers Free/Paidは別の比較軸です。商用利用も一律禁止は確認できませんが、Cloudflareの契約条件、コンテンツの権利・法令、広告や販売に使う事業者の規約に従う必要があります。

この記事は、ドメイン取得費を含む全体の費用判断の入口です。XServerドメインの実支払額と更新料金で取得費を確認したあと、Pages側の無料枠と制限を把握し、GitHubからの自動デプロイへ進む流れを想定しています。

先に注意点:料金表と上限は変更されます。申し込み・公開前には必ず公式ページを開き、通貨、課税、請求周期と確認日を記録してください。本記事の数値は2026年9月5日時点の公式掲載値です。

この記事で答えること

  • 静的サイト配信とFunctionsで別に見るべき料金項目
  • Freeプランで把握しておく上限(ビルド回数・ファイル数・同時ビルドなど)
  • 広告・アフィリエイト掲載前に確認する規約と開示
  • 有料枠へ移行する判断材料の記録方法

Cloudflare PagesのFreeとPro料金・上限比較

検索で「Cloudflare Pages Pro」と調べるときは、Pagesの上限に登場するFree/Proと、CloudflareのNetwork & CDNプラン価格、Functionsを課金するWorkersプランを分けます。Cloudflare公式プランページは、Network & CDN Proを年間請求で月20米ドル、月間請求で月25米ドルと表示しています。Billing policyによると、この有料プランはアップグレードしたドメインごとに請求されます。Pages専用料金ではありません。

項目 Free Pro
Network & CDNの公式表示価格(ドメインごと) 0米ドル 月20米ドル(年間請求)または月25米ドル(月間請求)
月間ビルド回数 500回 5,000回
同時ビルド 1件 5件
1サイトのファイル数 20,000 100,000(指定の環境変数が必要)
1プロジェクトのカスタムドメイン 100 250
1ファイルの最大サイズ 25 MiB 25 MiB
ビルドタイムアウト 20分 20分
静的アセットへのリクエスト 無料・無制限 無料・無制限

Pages Limitsは上表のFree/Pro別上限を掲載していますが、同時ビルドはアカウント単位で数えると説明されています。Network & CDN Proを1ドメインに契約すればアカウント内の全PagesプロジェクトにPro上限が自動適用される、とは本記事の公式根拠だけでは断定できません。アップグレード前にCloudflareダッシュボードで、対象ドメイン、請求周期、税込みの最終請求額、対象Pagesプロジェクトに適用される上限を確認してください。本記事の20/25米ドルは公式ページの表示値であり、実際の請求額を保証しません。

Proで増えるファイル上限を有効にするには、Pagesプロジェクトの環境変数にPAGES_WRANGLER_MAJOR_VERSION=4を設定するよう公式Limitsで案内されています。アカウントあたりのPagesプロジェクト数は100で、日常的には増枠されません。

公式プランページは、Freeを「ビジネスクリティカルでない個人・趣味プロジェクト」、Proを「ビジネスクリティカルでないプロフェッショナルサイト」向けと位置づけています。FreeとProに稼働率SLAは表示されず、Businessには100%のSLAが表示されています。売上に直結するサイトは、ビルド上限だけでなく、必要なサポートとSLAからも選んでください。

静的配信とPages Functionsの料金は分ける

Cloudflare Pagesは、GitHubなどからビルドした静的ファイルをCDNで配信するサービスです。本サイト(Astroの静的出力)のように、サーバー側の常時処理を使わない構成では、主に次の2層を分けて確認します。

層 何に課金がかかるか 本サイトの現状
静的アセット配信 Freeプランでは追加の従量課金なし(プラン自体がFree) Cloudflare Freeで運用中
Pages Functions / Workers連携 Workers Freeの共有利用枠、またはWorkers Paidの基本料金・超過料金 Functionsは未使用

Cloudflare PagesのFunctions pricingでは、FreeのFunctionsリクエストはWorkers Freeの1日100,000リクエスト枠を通常のWorkersリクエストと共有します。Workers PaidはCloudflare Free/Pro/Businessとは別プランで、最低料金は月5米ドル。月10,000,000リクエストと30,000,000 CPUミリ秒が含まれ、超過分は公式Workers pricingの従量料金がかかります。

「500回/月」は、mainへのpushのたびに1回消費するイメージで捉えると安全です。CMSからの細かい修正を1日に何度も本番デプロイすると、想定より早く上限に近づく可能性があります。正確な消費数はダッシュボードで確認してください。

ドメイン費用はPages料金に含まれない

Pagesの無料枠はホスティング側の話です。独自ドメインの取得・更新費は別です。本サイトではXServerドメインで.comを取得し、初年度のカード請求額は0円でしたが、2年目以降の更新料金は別途かかります。

費用の種類 どこで発生するか 記録のしかた
ドメイン取得・更新 レジストラ(例:XServerドメイン) 契約画面・カード明細の実測値
Pagesホスティング Cloudflare ダッシュボードのプラン表示
ビルド失敗の調査時間 自分の作業 作業ログ(金額換算は別基準)

広告・アフィリエイト利用前の確認

技術的にHTMLへ広告タグを置けることと、規約上問題ないことは別です。掲載前に次を確認します。

  1. Cloudflareの利用規約:Self-Serve Subscription Agreementなど現行規約で、自分のサイトの運用形態(個人・副業・広告掲載)が許容されるか
  2. 広告事業者の規約:AdSenseやアフィリエイトASPが求めるサイト品質・開示・リンク属性
  3. サイト側の開示:広告・アフィリエイト方針とプライバシーポリシーが実態と一致しているか

本サイトでは2026-08-16にAdSenseの所有権確認とRequest review送信まで進めましたが、2026-08-24時点でも審査待ちであり、広告ローダーや実配信枠は入れていません。審査結果を待たずに「収益化完了」とは書きません。

商用利用についての結論

CloudflareのSelf-Serve Subscription Agreementは、個人だけでなく企業・組織等のEntityが契約する場合も定めており、Freeサービスに商用サイトの一律禁止は確認できません。この契約文面からは、広告・アフィリエイト・商品販売のあるサイトでも、商用であることだけを理由にProへ上げる必要はないと判断します。

ただし、これは「何を掲載してもよい」という保証ではありません。契約は、利用者が必要な権利・許諾を得ること、法令を守ること、違法・権利侵害・フィッシング・スパム等に使わないことを求めています。広告事業者のポリシーと、自分が扱うコンテンツの法令・権利は別に確認してください。本記事は個別案件への法的助言ではありません。

無料枠を超えそうなときの判断

次のような変化が出たら、LimitsとPricingを再確認し、移行条件をメモします。

  • 月間ビルドが数百回を超える運用(頻繁な自動デプロイ、大規模プレビュー)
  • 1サイトのファイル数が2万に近づく(大量の画像・生成物を同梱)
  • Pages FunctionsやKVなどWorkers系機能を追加する
  • 同時に100を超えるPagesプロジェクトを管理する

上限の引き上げはCloudflareのLimit Increase Request Formから申請できる場合があります。申請結果は保証されません。

Pagesの上限より前に、独自ドメイン、DNS、メール、ロールバックの確認漏れを防ぎたい場合は、XServer Domain → Cloudflare Pages 公開前チェックリストに980円版の対象範囲と現在の販売状態を掲載しています。無料の本記事だけで判断できる料金・上限の情報はそのまま利用できます。

CloudflareのWorkers-first案内について

Cloudflareは現在、Workersをアプリ構築の主要プラットフォームとし、新規プロジェクトではWorkersを始点にするよう案内しています。ただし、既存のPagesプロジェクトを直ちに移行しなければならない、という意味ではありません。本サイトは2026年8月9日からPagesのGit連携で運用しています。2026年9月5日の記事確認では、既存Pagesの即時移行期限は公式Overviewに記載されていません。新規に始める人は公式の最新ガイドを読み、PagesとWorkersのどちらが自分の構成に合うかを判断してください。

費用の記録方法

将来の更新判断のため、次を分けて残します。

  • ダッシュボードに表示される契約プラン名
  • 実際のカード請求額(ドメイン・有料プラン・手数料)
  • 有料枠へ移行した日付と理由
  • 作業時間(料金とは別列)

月次レポートでは2026年8月の準備期間レポートと同じ基準で、推測値と実測値を混ぜません。

つまずきやすい誤解

「Pagesが無料ならドメインも無料」

誤りです。ドメインはレジストラへの支払いが別途必要です。

「ビルドが成功すれば料金は一切かからない」

静的配信のみ・Freeプランであれば追加課金は通常ありませんが、Functionsや有料プラン、ドメイン、外部ツールは別です。

「商用利用はすべて無料でOK」

規約と広告事業者の要件を個別に確認してください。本記事は法的助言ではありません。

次に読む記事

費用と上限を把握したら、次はリポジトリ接続です。

  1. 次へ:GitHubからCloudflare Pagesへ自動デプロイする手順 — mainへのpushで本番ビルドする設定
  2. 関連:XServerドメインをCloudflare Pagesへ接続 — 独自ドメインの接続(デプロイ成功後)
  3. 関連:Cloudflare DNSでSearch Consoleを設定 — 検索コンソール登録(ドメイン接続後)
  4. 関連:カスタムドメインとメールDNSの観測記録 — NS変更前に保存すべきレコード(配信テストなし)

まとめ

Cloudflare Pagesの静的サイト公開はFreeで0円から始められ、商用だからといってProが必須になるわけではありません。Freeは月間ビルド500回・ファイル20,000・同時ビルド1件、Proはそれぞれ5,000回・100,000・5件です。ProとWorkers Paid、ドメイン費、広告規約は分けて判断し、2026年9月5日より後に申し込む場合は公式料金と条件を再確認してください。